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不妊について
不妊について簡単に説明すると避妊をすることなく定期的に性生活を送っているにもかかわらず２年を経過しても妊娠をしない状態を不妊と呼んでいます。
一般的には男女とも健康であれば、子供を作ることを望んで性生活を送った場合は１年以内に８割程度が妊娠すると言われています。２年以内に期間を長くした場合でも９割の人が妊娠をします。このように２年以上も健康な性生活を営んでいるにも関わらず妊娠をしないようであれば不妊症の疑いがあります。
最近では妊娠してから結婚する「できちゃった婚」をするカップルが増えてきていますが、不妊症で悩んでいる夫婦も１割程度いることも事実で決して珍しいことではありません。驚く事にこの不妊症になる確率は増加傾向にあると言うことです。
一般的に排卵日に性交をして妊娠する確立は２割と言われています。子供が欲しい夫婦は排卵日に性交をすることも一つの方法として挙げられます。自分が不妊症ではないかと感じるようであれば迷わず病院で不妊症の検査を受けるようにしましょう。迷っているだけでは何も解決しないので一度専門の医師に相談することが大切です。
昔は不妊と言えば女性側に原因があるように思われていましたが、現在のところ不妊の原因が男性にある割合と女性にある割合は同じと言うことが分かってきています。また１５％程度の割合で不妊の原因が男女両方にあると言われ、ケースによっては適合性の悪さから妊娠に至らないケースもあります。
男女どちらに問題があるにしても不妊の問題は夫婦の問題なので夫婦で一緒に検査を受けるようにして今後の不妊対策を考えるようにすることが大切です。また女性に婦人病の可能性があったり、年齢が３５歳を超えている場合は不妊症の疑いを持っていなくても早めに専門の病院で医師に相談するようにする方が良いでしょう。
不妊の原因について
不妊の原因として考えられるケースとしては女性に問題がある場合と男性に問題がある場合、男女の相性が悪い場合、不妊の原因が分からない場合とに分けられます。子供が欲しい夫婦にとっては不妊はとても大きな悩みとなり、不妊が原因となり夫婦関係が悪くなり離婚してしまったり、不妊の治療を受けたとしても治療のストレスから夫婦仲が悪くなったりすることもあります。
また不妊治療にかかる費用についても大きな負担となることもあります。男性に不妊の原因としては精子がうまく作られていなかったり、精子が通る時に障害があったり、射精ができない、勃起不全、性行為障害、セックスレスといった原因が考えられます。女性の不妊の原因としては排卵障害により排卵がうまくいっていない場合や子宮に障害があり受精卵の着床がうまくできていない場合などが考えられます。
他にも色々と考えられるケースがあり原因が一つとは限りません。複数の原因が合わさって不妊になっている可能性もあります。
不妊の原因が男性にあるとわかると男性にとっては大きなショックを受けると思いますが、女性にとってはそれ以上のショックで人によっては癌の告知を受けるぐらいのショックと言われています。また、不妊が原因でうつ状態になってしまう人も中にはいます。
不妊で悩んでいる人にとってはとても大きな問題となっているので周囲の友人や知人、両親などから「子供はまだできないの？」と言う何気ない一言が女性の心を大きく傷つけてしまうので周囲の人は十分に気をつけなければいけません。最近では不妊になるカップルが増えていることから結婚前にブライダルチェックとして生殖能力を検査を受けるようなものがあるようです。結婚前に生殖能力を検査することを考えれば、「できちゃった婚」は案外合理的な結婚方法なのかもしれませんね。
結婚してしばらく経ってから子供を作ろうとすると身構えるようになり妊娠しにくくなるかもしれないことを考えると子供ができたことを機会に結婚するぐらいの気軽な気持ちでいる方が妊娠しやすいのかもしれません。最近では子供ができてから結婚するとしても昔のように白い目で見られるようなこともほとんどありません。
「できちゃった婚」を「授かり婚」と呼ぶこともあるくらい少子化社会となった現代ではむしろ歓迎されるのではないかと考える人も多くいます。しかし、自立できていない若いうちにできちゃった婚をしてしまうと後悔するケースが多く離婚したりすることも多くなるので、しっかりと計画性を持たなければいけません。不妊治療に関してはつらいイメージがあると思いますが、治療は本人たちの意思を尊重して治療にあたるので、夫婦で相談して一度不妊の検査を受けてみるようにしましょう。
